【ディフェリンゲル】はニキビ治療薬の第一選択肢です、代表的なピーリング治療薬です、良い薬なのですが使い方にコツがあります。 このページでは【ディフェリンゲル】の使い方 、メーカーも説明していない、とっても大切コツ!を解説します。当院のニキビ治療に関してはこちらのページを御覧ください
以下の内容は院長の林が執筆しています「文責:星の原クリニック院長 医学博士 林 俊」
難しい理由
- 薬の反応に個人差が大きい。
- 時間とともに皮膚の反応が変わる。
- 塗る部位によって反応が異なる。
以上の理由により、同じように使っていても全然効かなかったり、効きすぎたりして途中で治療を中止する患者さんが多くいます。
塗り方のコツ
- ほんのりと皮膚が火照る程度を目指し、塗る量と回数を調節します。
- 赤くならず、新しいニキビが出来る場合、塗る量と回数を増やします。
- 部位によって塗る量を調節する
- 赤くもならないが新しいニキビが少なくなった・・そのまま同じ量で続けてください
- これからニキビは出来そうな部位に先読みして塗ります
- 眼の周囲、口角やその下は強い反応が出ますので使用しません。
塗ってはダメな部位
【眼の周囲】【鼻の穴の周囲】【口角の周囲】はとても反応が強くでます、【ディフェリンゲル】を塗らないでください。塗っていないのにかぶれる事があります、原因として枕についた【ディフェリンゲル】が上記の部位についた事が考えられます、かぶれた場合は弱いステロイド軟膏を使用します。
始めの1週間がつらい
- 塗り始めて3日目辺りから強いピーリング作用(赤み・乾燥・皮剥け)が出ます。
- 保湿をしっかりして少し辛抱。
- 10日目ぐらいから赤みが弱まってきます。
- 塗ってすぐ赤くなる場合はアレルギーの可能性があります、中止してください。
最初の1週間は我慢、それを乗りければ赤みは少なくなります
ディフェリンゲルを塗っても新しいニキビがまだ出来る
- ニキビが少なくなるまでディフェリンゲルの塗る回数と量を増やす。
- それでもできる場合は、他のピーリング外用薬と併用します。
赤み、皮剥けが大変な場合
- ほとんどの場合、赤みは1〜2週間で引きますので、少し我慢。
- 一度、ディフェリンゲルを中止して、赤みが引くのを待ちます。
- 赤くならない程度にワセリンなどで薄めて使います。
- 皮剥けが酷い部位は一時的に弱いステロイドを併用します。