ADMとは
*頬骨の付近に現れる、米粒大のややぼやけたシミ。それが後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)です。皮膚の深い部分にメラニン色素が沈着することで生じるため、従来の外用薬や内服薬、フォトフェイシャルでは効果が期待できません。
ADM(後天性メラノサイトーシス)の特徴
- 皮膚の真皮(深い部位)にできるシミ
- 外用薬、内服薬、フォトフェイシャルでは全く薄くなりません
- 特定のレーザー治療のみが有効
- 他にも呼び名があり【遅発性太田母斑】【組織学的色素失調症】と同じ病気です
ADMのよくできる部位
好発部位は頬骨・コメカミ・下眼瞼内側です、その他部位にも出来ますが頻度は高くありません。
- 好発部位は①②③です
- ③のADMは粒状ではなく斑状のシミになります
- ①は肝斑の好発部位ですので高頻度で肝斑とADMの合併します
当院のADM治療の歴史
当院では、以前はナノ秒YAGレーザーを使用してADMの治療を行っていましたが、治療効果が不安定でした。ピコレーザーの導入後、メーカーの設定で治療を行いましたが、期待とは裏腹に以前のナノ秒レーザーとあまり変わらない印象でした。そこで、当院独自の設定で治療を重ねたところ、ADMが濃い場合は2〜3回照射するだけで、ほとんどのケースで1年以内に治療が終了し、治療成績も安定しています。いまでは皆様に自信をもってお勧めできる治療法です。
当院でのADMの治療
当院では、ピコ秒レーザーを用いて治療を行います、メーカー設定と異なり、当院独自の設定で治療しています。
- 治療間隔:3~6ヶ月に1回
- 治療回数:1~3回(シミの濃さによる)
- 一時的な赤みや戻りシミが生じる場合がありますが、徐々に薄くなっていきます
- 1ヶ月後にシミが濃くなる場合がありますが、徐々に薄くなります
治療経過の写真
治療前
両頬の典型的なADM10日後
強い赤みがあります1ヶ月後
戻りシミで出てます3ヶ月後
やや薄くなり、2回目照射6ヶ月後
ほぼ消えました治療の症例写真
右頬のADM
右頬部の境界がぼやけた濃褐色の「シミ」、典型的な遅発性太田母斑です。左の写真は治療前で、右の写真は治療2回後の写真ですが再発はありません。
右頬のADM(正面)(左)治療前(右)2回治療後
レーザーによるADM治療
【使用機材】レーザーによるADM治療【リスク】熱傷・瘢痕・水疱形成・発赤びらん・白抜け
【治療間隔・回数】3ヶ月/2回
両頬のADM
右頬部の境界がぼやけた濃褐色の「シミ」、典型的な遅発性太田母斑です。左の写真は治療前で、右の写真は治療5年後の写真ですが再発はありません。
両頬のADM(正面)(左)治療前(右)2回治療後
両頬のADM(左側)(左)治療前(右)2回治療後
右頬のADM(右側)(左)治療前(右)2回治療後
レーザーによるADM治療
【使用機材】PICOWAY【リスク】熱傷・瘢痕・抹消神経損傷
【治療間隔・回数】各エリア2回
**【料金】**
- 初回照射は1エリアあたり44,000円
- 例えば、両頬に相当する③と④の場合は2エリアになるので88,000円になります
施術の流れ
①ご予約当院は予約制となっております。オンライン予約にてご予約を承っております。カレンダーからご希望の予約枠をご指定ください。お電話でのご予約も承っております。
② ご来院正確な診断およびカウンセリングを行う為、ご来院いただいた際は、問診表に必要事項を記入いただいた後に、洗顔を行っていただきます。そのためご予約時間の15分前にはご来院ください。
③診察医師が肌の状態を診察し、医学的見地および患者様のお悩みから最適な治療方法をご提案致します。
④ カウンセリングご記入いただいた問診表に沿って、患者様お一人お一人のお悩み・ライフスタイル・ご希望の施術・ご予算等をお伺いいたします。勿論無理なセールス・押し売りは決して行いません。
⑤ 施術医師もしくは当院の基準をクリアした看護師のみが施術を実施いたします。 当日、治療予約枠が空いている場合当日中に施術を実施いたします。 予約枠が埋まっている場合は、当日中に次回施術日の調整を行いま