福岡市早良区の星の原クリニックです。頬骨近くによくできる、米粒大のややボヤケたシミはADM(後天性真皮メラノサイトーシス)といい、皮膚の深い部位にあるシミです。外用薬、内服薬、フォトフェイシャルでは全く薄くなりません。治療には特定のレーザーを使用します。本ページでは、当院でのADMの治療前後の写真をお見せします。ADMの治療をご希望の方は一度ご来院ください。他のシミでお悩みの方は、シミのトップページを御覧ください。
以下の内容は院長の林が執筆しています「文責:星の原クリニック院長 医学博士 林 俊」
両側の頬骨部位のADM
やや濃い目の両頬の典型的なADMです、境界がボヤッとしており、ADMの特徴的な分布をしており、すぐに診断がつきます。
正面(2回照射前後)
治療後(写真右)の頬の【赤み】は他のシミの治療の影響で、すぐ良くなります
右側(2回照射前後)
左側(2回照射前後)
ピコレーザーによるADMの治療
【使用機材】PICOWAY【リスク】熱傷・びらん・色素沈着
【治療間隔・回数】3ヶ月2回
【施術料金】2回治療合計:税別¥160,000円(部位:両頬)
おさらい
ADM(Acquired Dermal Melanocytosis)は深いシミで、以下の特徴があります。
- 塗り薬では絶望的に薄くなりません。
- 脱毛用のレーザーでは火傷を起こして大変なことになります。
- Qスイッチレーザーやルビーレーザでも時間をかければ治療可能です。
以前は治療に2年以上かかることも珍しくなく、治療成績も不安定で、とても治療に苦労するタイプのシミでした。
ピコレーザーを導入してからも、実はメーカー設定ではあまり薄くならなくて、クリニックの独自設定に変えてから治療成績が格段に改善しました。現在では、「少し時間がかかりますが取れますよ〜」と言えるシミになりました。