ニキビに主に3種類の病原体があります、それぞれ治療法が全く異なります、このページではニキビの病原体について詳しく記載いたします。
以下の内容は院長の林が執筆しています「文責:星の原クリニック院長 医学博士 林 俊」
アクネ菌(プロピオニバクテリウム・アクネス)
もっとも一般的な病原体です、嫌気性菌で空気の少ない所を好み毛包内に存在します、誰でも持っている細菌で病原性は強くありません。
マラセチア
皮脂を好む【マラセチア】という真菌が原因です、背中・胸・腕のニキビの原因となります。
ニキビダニ(Demodex folliculorum)
健常な方にもいる寄生虫の一種で、毛包内に寄生します、難治性のニキビや赤ら顔が酷い方は、多くのニキビダニが毛包内に寄生している場合があります、イオウカンフルローションで治療致します。日本国内より海外で問題になることが多く、ヒトだけでなくペットなどでも問題になります。
患者さんの顔の皮脂から採取したニキビダニです、下の写真では8匹いました。