感嘆符毛

シンボル

抜毛症(ばつもうしょう)とは

横ライン

抜毛症は自分の髪を抜いてしまう欲求が抑えられない状態で、抜いてしまった後には、安心感や満足感を得ることがあります。抜毛症の人は、抜く前に緊張が高まり、抜いた後に安心感や満足感を得ることもあります。しかし、髪を抜いてしまうことについて、後悔したり、罪悪感を感じたり、恥ずかしく思ったりすることもあります。抜毛症の人は、頭髪、眉毛、まつげ、ひげ、陰毛、その他の体毛など、さまざまな部分の髪を抜くことがあります。

抜毛症の症状

  1. 髪を繰り返し抜いてしまい、その結果、髪が目に見えて薄くなったり、抜け落ちたりする。
  2. 髪を抜きたいという衝動が抑えられない。
  3. 髪を抜く前に、緊張感が高まる。
  4. 髪を抜いた後に、安心感、満足感、快感を得る。
  5. 髪を抜く行為によって、社会的、職業的、または他の重要な機能領域において、臨床的に著しい苦痛や障害を引き起こしている。
  6. 3番目の項目
  7. 髪を抜く行為について、後悔したり、罪悪感を感じたり、恥ずかしく思ったりする。
  8. 髪が抜けている部分を隠そうとする。

トリコチロマニア・抜毛症の脱毛斑

  1. 最も顕著な所見は、不規則な形状の脱毛斑です。完全に毛髪が失われている部分と、短い毛髪が残っている部分が混在します。
  2. 機械的な脱毛(例:ゴムで強く縛るなど)では毛髪が一様に短くなるのに対し、抜毛症では様々な長さの毛髪が混在します。これは、患者さんが繰り返し毛髪を抜くため、毛周期が異なる毛髪が混在するためです。
  3. 感嘆符毛と言う特徴的な毛髪を見かけます、感嘆符毛とは先が太く根元が細い毛です。毛幹部は太いのに毛根部は萎縮して細くなっており、「!」(感嘆符)に似ていることからこの名前がつきました

抜毛症の有病率

  1. 抜毛症の生涯有病率は、0.5%~3.9%と推定されています。
  2. 女性は男性よりも抜毛症を発症する可能性が高いとされています。
  3. 抜毛症は、通常、思春期に発症しますが、どの年齢でも発症する可能性があります。

抜毛症の合併症

  1. 皮膚の炎症、感染症
  2. 永久的な脱毛
  3. 社会的、職業的、学業上の問題
  4. 自尊心の低下
  5. うつ病
  6. 不安障害

抜毛症の治療法

薬物療法と行動療法があります。薬物療法では、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの抗うつ薬が有効な場合があります。行動療法では、習慣逆転法が用いられます。習慣逆転法では、髪を抜く行為に気づき、それを別の行為に置き換えることで、髪を抜く衝動を抑える方法を学びます。

  1. 薬物療法: SSRIなどの抗うつ薬
  2. 行動療法: 習慣逆転法、認知行動療法
  3. 支援グループ: 抜毛症の当事者や家族が経験を共有し、お互いにサポートし合う場

抜毛症の人をサポートする方法

抜毛症は、意思の弱さや癖ではなく、精神疾患であることを理解する。 髪を抜く行為を非難したり、批判したりしない。 本人が安心して話せる環境を作る。 必要に応じて、専門家への受診を勧める。

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