【PicoWay】は2015年発売のレーザーで、当院では翌年の2016年7月に購入、購入時まだ日本には数台しかありませんでた、当ページでは日本国内では使用経験が長い院長の林がピコレーザーに関してのこぼれ話を記載いたします。

PicoWay

以下の内容は院長の林が執筆しています「文責:星の原クリニック院長 医学博士 林 俊

シンボル

当院のピコレーザー【PicoWay】の特徴

横ライン
  1. 2015年発売のレーザー界では新しいレーザーです
  2. アメリカの【シネロンキャンデラ】の製品です
  3. 2020年に薬事承認されました
  4. 532,785,1064nmの3波長が出力可能です
  5. 532,1064nmの2種類のフラクショナルピコレーザー【リゾルブ】が可能です

 

シンボル

タトゥー治療では【無双】ただし3波長に限る

横ライン

【ピコレーザー】は刺青治療に関しては過去の【ナノ秒レーザー】とは性能面で雲泥の差があり、全く勝負になりません、しかしながら【マルチカラー】に対応するにはピコレーザーと言えどもかならず【3波長】必要です。

刺青除去 ピコレーザー 福岡

 

ピコレーザーによるタトゥー治療
【使用機材】PicoWay
【リスク】熱傷・瘢痕・白抜け・水疱形成・皮膚感染症
【治療間隔・回数】1〜3ヶ月で合計21回(内12回は旧型のナノ秒レーザー)
【施術料金】税込¥350,000(上背部)

 

シンボル

シミ治療での挫折 (T_T)

横ライン

ピコ秒レーザーは刺青治療の目的として開発された経緯と、過去にない新しいタイプのレーザーであったため、2016年の発売直後はシミ治療の経験・データーが少ない状態でした(特にアジア人のデーター)、メーカーの初期設定でのシミ治療を開始しましたが...

23279606

  1. 【シミ】半数で取れませんでした
  2. 複数回の治療が必要でした
  3. 治療の結果が不安定でした
  4. しかたないので【シミのレーザー治療】を、以前のナノ秒レーザーに戻しました
  5. 他の医療機関でもシミ治療に【ピコ秒レーザー】を使用しない報告が上がり始めました

 

シンボル

小さな工夫を積み重ねて激変!

横ライン

一度はピコレーザーでの【シミ治療】を諦め、しばらくは【刺青治療専用機】となっていました。刺青治療の抜群の効果を見るにつれて、工夫と設定変更で【化ける】のではと思い試行錯誤を続けました。

太陽イラスト

  1. 設定値をクリニック独自設定に変更しました
  2. 照射時にシミのメラニンにのみレーザーが反応するよう【独自の工夫】をしました
  3. 照射直後からのクーリング
  4. 照射後【戻りシミ】予防の外用薬
  5. カウンセラーや看護師による照射後の管理方法の細かい説明の徹底

 

シンボル

今では【シミ治療】のメインマシンに!

横ライン

細かい改良と工夫を繰り返し、では以下のよう劇的に改善されました

  1. 以前では取れなかった色の薄いシミでも取れる
  2. ほぼ1回でシミが取れる
  3. 治療結果が安定している
  4. 戻りシミ(PIH)が少ない

シミのピコスポット照射 ピコレーザーの出力について

 

シンボル

期待の新星と思われたピコトーニング・・・

横ライン

肝斑のレーザー治療【レーザートーニング】の新世代と治療法!レーザー治療医の大きな期待を一身に背負い【ピコトーニング】はデビューしましたが、正直期待外れでした

考え中

  1. レーザートーニングとあまり変わらない
  2. どちらかと言うとレーザートーニングより反応がマイルド
  3. 治療効果がでるまでに5回以上治療が必要

レーザー・ピコトーニングのページへ

 

シンボル

ピコレーザーとADM治療

横ライン

ADM治療前

晩発性メラノサイトーシス(ADM)】は深いシミです、ピコレーザー導入前は3〜6ヶ月間隔で5回以上治療が必要で、しかも治療効果も不安定でした 。今では治療間隔3〜6ヶ月で治療回数は1〜2回で安定した治療結果がでます。

  1. ADMは以前は大変取りにくいシミでした
  2. 当院は独自の設定で照射しています(大切)
  3. 照射後、3〜6ヶ月待ち時間があるのですが自然と薄くなります
  4. 治療成績が安定しているので安心してお勧めできる治療法です

ADMの治療のページへ

 

シンボル

フラクショナル・ピコレーザー【リゾルブ】

横ライン

【肌質改善効果】が強い施術です、小じわ、ハリ、難治性肝斑に使用します、当院の福利厚生でスタッフに行う施術の中で人気のメニューです、【ゼオスキン】など外用薬がアレルギーで使用できない、ダウンタイムが駄目な方にもお薦めです。

Resolve

【532nm】と【1064nm】
シネロンキャンデラ社のピコフラクショナルレーザーは実は【532nm】【1064nm】の2種の波長があります、よく使用するのは【1064nm】と言うかほぼ1064しか使用してません、【532nm】は痛いし・炎症性色素沈着が出来やすいしで....使い道が(T_T)

リゾルブのページへ

 

シンボル

マルチパス照射で肝斑治療をブレイクスルー

横ライン

肝斑の治療に長いあいだ困っていました、【スキンケア指導】【外用薬】【内服薬】【レーザートーニング】いずれも時間がかかる、回数がかかる、2割り程度で効果がないなど、肝斑治療は実に難しく、特に頬骨近辺の肝斑は迂闊にレーザーを照射すると【悪化】【白抜け】する事がありまいた

グッジョブ

難治性の肝斑が大幅に改善!

【内服】【外用薬】【レーザートーニング】【リゾルブ】で改善されなかった肝斑に、極めて慎重に治療を開始しました。

マルチパス照射

ピコレーザーによるマルチパス照射
【使用機材】PicoWay
【リスク】熱傷・シミの悪化・白抜け・水疱形成
【治療間隔・回数】1回
【施術料金】税別込¥33,000円(1エリア)
  1. 他の治療で取れなかった肝斑が改善した
  2. 治療回数、期間が短い
  3. しっかりと管理れば肝斑が悪化しない事が確認できた!
  4. ただし、細かい操作なので広範囲の照射が難しい
  5. 当院の肝斑の治療成績が大幅に改善しました。

マルチパス治療のページへ

 

シンボル

まとめ

横ライン

革新的な機材ですがメーカー設定だけでは、【いまいち】でした。照射方法・各種設定・施術の管理方法の改善で【超イケてる機材】に変身しました。

シンボル

シミ取りのリンク集

横ライン

シミのメインページへ 肝斑のマルチパス照射 当院の肝斑の治療 ピコレーザーの出力について