治療回数は【サージトロン】に比べて多くなりますが【痛み】や【傷の管理】が圧倒的に楽です、治療成績も部位によって【サージトロン】とあまり変わりません。
以下の内容は院長の林が執筆しています「文責:星の原クリニック院長 医学博士 林 俊」
【エクセルV】LBOレーザーの特徴
当院では以前【ヤグレーザー】と【色素レーザー】を使用していました、治療成績が不安定でなかなか【サージトロン】取って代わる治療法ではありませんでした、2020年12月に導入した532nmのLBOレーザーの【エクセルV】は利用効果が安定していて、【サージトロン】にあまり遜色ない治療効果があります。
長所
- 術前の注射の麻酔が必要ない
- 術後の管理が楽
- 術後の痛みが少ない
- 照射後に【皮膚潰瘍】が出来ることがほとんどない
- 治療後の傷跡が少ない
- 足底・爪周囲など皮膚の厚い部位のニキビにも効く
- 治療効果が安定している
欠点
- サージトロンに比べて治療回数が多くなる
- 血流の少ないイボには効果が弱い
- 皮膚の厚い部位のイボには複数回の治療が必要
エクセルVによるイボ治療の流れ
イボの深い部位にレーザーが届くようにするため準備が必要です
- 初診時に病院で購入して頂く角質削りで、前もってイボの厚い部位を削っていただきます
- 施術30分前に、鎮痛剤の内服と麻酔テープかクリームを塗って頂きます
- 注射の麻酔はレーザー効果が不安定になるため行いません
- 治療後は水疱形成などはほとんど起こりません、テープで軽く保護します
- 2〜4週間後に再診、カサブタを除去しイボの残りがあるかどうかを確認します
【エクセルV】によるイボ治療の症例写真
【エクセルV】はサージトロンやヤグレーザーに比べて痛みが少なく治療後の管理が楽です、【エクセルV】は波長の近い【色素レーザー】に性質が近く、照射後血豆・厚いカサブタが出来るのが特徴です、治療間隔は一ヶ月に一回で、足底や爪周囲などは多くの場合複数回の治療が必要です。
踵のイボ治療【エクセルV】
治療前と治療後の【カサブタ】です。
2回照射後(エクセルV)
上の患者さんの2回照射後の3ヶ月の状態です、傷も目立たず、イボも再発していません。
【尋常性疣贅・ウイルス性イボ】目次
- イボ(尋常性疣贅(イボ))とは
- 星の原クリニックでのイボの治療
- サージトロンによるイボ切除
- 治療経過写真1
- 治療経過写真2
- 治療経過写真3
- 治療経過写真4
- 治療経過写真5
- 浸潤療法
- 術後の経過と管理
- 術後のトラブルと再発
- レーザーによるウイルス性疣贅の治療
- 水泡形成によるイボ治療
- 治療料金表